みなさんは、愛知県と聞いてどの街を思い浮かべますか?やはり、中心地である名古屋市がダントツで多いのはないでしょうか。
しかし実際は、住環境に恵まれたエリアが多数存在します。交通の便がいい・子育てに向いている・娯楽施設が多いなど、名古屋市にはない魅力をもっているのも特徴です。
そこで今回は、愛知県内で住むのにおすすめのエリアについてまとめてみました。移住を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
岡崎市
岡崎市は、三河の中央に位置します。近年は名古屋市と豊田市のベッドタウンとしても知られており、徳川家康のふるさととしても有名です。交通の便がよく自然にも恵まれているため、都心にはない魅力が注目されています。
そんな岡崎市について紹介します。
交通の便がよくアクセスしやすい
住環境を考えるうえで欠かせないのが「交通の便」です。どんなに自然に恵まれていても、都心へのアクセスに時間がかかったり、生活環境が悪かったりすると住み心地は悪くなってしまいます。
岡崎市は都心へのアクセスが容易なので名古屋駅へは30分ほどで行けますし、愛知環状鉄道線を利用すれば豊田市もスムーズにアクセスできます。名鉄とJRに最寄り駅があるのもうれしいでしょう。
もちろん、電車だけでなく車での利用も便利といわれています。インターチェンジは東名高速と新東名高速の2つ、道路も整備されていますから、市内への移動も簡単です。
子育てしやすい環境
次に「子育てしやすい環境」です。徒歩圏内にスーパーマーケットやドラッグストアなど生活環境が整っていることも大事ですが、子どもが伸び伸びと暮らすためには適度な自然環境も欠かせません。
岡崎市には、無料で動物園や遊園地が楽しめる「岡崎東公園」や自然豊かな「おかざき自然体験の森」「北山湿地」など、名の知れた公園が多数存在します。たくさんの緑は四季の変化を感じることができ、子どもにもよい影響を与えてくれるでしょう。
中学卒業まで免除される医療費があるのもファミリー世帯に人気の理由です。
安城市
安城市は、西三河に位置するエリアです。新快速を利用すると名古屋駅まで約26分でアクセスでき、新幹線もとおっているので交通の便はよいといえます。都心に比べると人どおりも多くないため、静かな環境で暮らしたい方におすすめです。
そんな安城市について紹介します。
あんくるバスで移動が簡単
駅周辺は商業施設で栄えていますが、都心のように人どおりは多くないため、子育て世代から高齢者まで安心して住むことができます。また安城市には「あんくるバス」といって、北部・新安城エリアを巡回するバスがとおっています。たとえ電車がないエリアでも、あんくるバスを使えば移動もスムーズでしょう。
とくに新安城駅は、スーパーやホームセンターなどが立地しており買い物に便利です。近くには国道1号線も走っていますから、マイカーを利用する方にもうれしいでしょう。
幅広い世代が安心して暮らせる
安城市は、エリアによって特色が異なります。
JR安城駅周辺は子育て世代から高齢者まで、幅広い世帯が安心して生活できます。駅にはスーパーや飲食店などが立ち並んでおり、図書館も併設しています。都心のように大きな駅ではありませんが、ひとつの場所にぎゅっと立地しているので、移動もしやすくまとめて買い物ができるでしょう。
三河安城エリアは、広範囲の移動に便利な場所です。JR東海道本線とJR東海道新幹線がとおっているので交通の便がよく、コミュニティバスも巡回しています。
子育て世代には、桜井エリアもおすすめです。
豊田市
豊田市といえば「クルマのまち」として知られています。トヨタ自動車の本社があることでも有名ですが、豊かな自然に恵まれ、子育てのしやすさは住環境もよいといえるでしょう。
そんな豊田市について紹介します。
子育て支援に優れている
豊田市が「子育てしやすい」といわれる理由はいくつかあります。
まず、子育て支援センターや教育機関の充実です。エリアには子ども園や幼稚園が多く、待機児童はほぼゼロといわれています。また徒歩圏内には公園や児童館なども立地していますから、子どもが伸び伸びと生活できます。
次に、24時間365日対応可能なコールセンター(とよた急病・子育てコール24~育救さんコール~)が設置されていることです。いつでも相談ができるので、万が一のときでも安心でしょう。
自然と工業都市のバランスがいい
自動車産業が盛んな街なのでどうしても工業都市のイメージが強いですが、実際は自然に恵まれ、北部を中心に豊かな森林が広がっています。そのギャップと工業都市とのバランスに、豊田市へ移住したいと考える方は少なくありません。
紅葉が美しい「香嵐渓」や絶景を眺望できる「押山 雲海」など、名所が多いのも特徴です。
幸田
幸田は、愛知県の南部に位置しています。額田軍に属しており、全国一を誇る「筆柿」を生産しているのが特徴です。自然に恵まれていることから、心地よい暮らしが実現できるでしょう。
そんな幸田について紹介します。
観光地が多い
都心のような賑やかさはないものの、ゴミが少なくきれいな街なので、生活をするには魅力的な地域でしょう。また名古屋市まで電車で約40分、ほどよい距離も住みやすい理由のひとつです。
そして、幸田といえば「観光地が多い」ことでも知られています。幸田の特産物や海産物などを販売している道の駅 筆柿の里は、2009年4月にオープンしたばかりのきれいな施設です。ドライバーはもちろんのこと、地元の方も楽しめるスポットでしょう。
ほかにも、本光寺や深溝断層など、歴史を感じる場所も有名です。
四季を感じられる
愛知県は、どの地域も花や木々が多く自然に恵まれていますが、なかでも幸田の魅力は群を抜いています。それは、周辺の施設を見ると一目瞭然です。
とくに「幸田中央公園」は、街の中でも非常に自然が多く、三ヶ根山や愛宕山、広田川などの景色も一望できます。ほかにも、遠望峰山が近くに位置する「不動ヶ滝園地」や、子どもが楽しめる広場(やまびこ広場・滝下広場)などもあり、幅広い世帯が満足に暮らせるでしょう。
知立市
都心から少し離れた場所に、知立市は位置しています。安城市・豊田市と隣接しており、面積は小さいものの商業施設と自然のバランスは非常によく、住環境は恵まれているといえるでしょう。
そんな知立市について紹介します。
利便性がよい
名鉄名古屋本線・名鉄三河線がとおっており、都心や周辺の市へのアクセスは容易です。電車が少ないエリアはコミュニティバスも巡回していますから、交通の便は決して悪くありません。
とくに北部は、道路混雑を防ぐための整備もきちんとなされています。そのため、利便性がよいだけでなく暮らしやすいのも魅力的でしょう。
娯楽施設はほとんどありませんが、住みにはちょうどよい地域です。
都会と伝統が融合した街
猿投川を境に、北部と中部にわけられます。このうち中部に位置するエリアは、都会と伝統が融合した魅力的な街として知られています。
たとえば、萬福寺・重原城址・遍照院などです。駅周辺の雰囲気とはガラリと変わって、歴史を感じることができるでしょう。
一方で南部エリアにはゆったりと暮らせる自然も多く広がっています。教育機関もあることから、ファミリー世帯にもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、愛知県内で住むのにおすすめのエリアを紹介しました。
名古屋以外にも、商業施設や公園など住環境に恵まれたエリアは多数存在します。交通網も整っていますから、マイカーでの移動も便利でしょう。
また子育てしやすい機関・サービスが整っているのも魅力的です。
愛知県内への移住を考えている方は、ぜひ各エリアを検討してみてください。